1-維持管理のポイント

  1.維持管理委員会

「愛奏の家」つくる会では、維持管理委員会を設置し、

地域型住宅の信頼性の確保・向上に努めています。

 

維持管理委員会は定期点検マニュアルを作成し、

定期点検の実施、記録等維持管理に係る事項について管理を行います。

  2.施工状況の登録

請負者は、建物完成後に維持管理委員会が策定した内容について、

施工状況報告書を維持管理委員会へ登録します。

 

維持管理委員会は、登録をもとに適正に定期点検が行われているか確認します。

 

 

  3.定期点検

請負者は、建物完成後30年間の維持管理計画書を作成し、

1年、3年、5年、10年、以降5年ごとに定期点検を実施します。

 

また地震等の災害時には臨時点検を実施します。

 

 

 

 2-長期維持管理計画書

請負者は、長期維持管理計画書を策定し建物の引渡し時に

長期維持管理計画書に従い、建築主に内容説明を行います。

 

長期維持管理計画書は、説明の事前に維持管理委員会へ登録、

確認を得るものとします。

 

 

 

 3-定期点検マニュアル

定期点検は、原則として、下記の書式に沿って行います。

 

(1) 長期維持管理計画書

(2) 点検のためのガイドライン

(3) 劣化などの判定基準

(4) 点検記録シート

 

 

 

 4-定期点検後の修繕

  1.定期点検後の修繕

請負者は定期点検の結果、修繕等の必要が生じた場合は、

無償もしくは見積書等を提示し、建築主の承諾を得て有償で修繕を行い、

その内容を建築主及び維持管理委員会に報告するとともに、

これらの内容を第3者機関の住宅履歴システムに登録します。

 

  2.修繕内容の検証

維持管理委員会は、報告のあった修繕内容について技術的起因による問題が

あった場合、その内容を技術委員会に報告します。

 

技術委員会は、内容について精査し、重要な事項等を会員に通知します。

 

 

 

 5-点検・修繕履歴書

  1.第3者機関への履歴情報の登録

請負者は、建築主が履歴の閲覧ができるよう、

施工情報、定期点検、修繕等の履歴情報を、

維持管理委員会が認めた第3者機関の住宅履歴システムに登録します。

 

  2.履歴情報の更新

請負者は点検、修繕等で履歴情報の更新があった場合は、

すみやかに維持管理委員会へ報告します。

維持管理委員会は、報告内容を確認のうえ建築主へ点検等内容について

適正であった旨を報告します。