柱や梁など構造材の半分以上と、

床材や建具・内装材などの一部に、

新潟県で生育・加工・製造された建材を使います。

 ● 新潟は、全国有数の杉の産地です。

新潟県内には、戦後に植林された杉の人工林の面積が

13万haあります。

これらの杉が一年間で成長する量は、89万立方メートル。

県内で一年間に消費される丸太の需要のなんと

倍以上あります。

これは全国でも第二位の蓄積量なのです。

 

新潟の杉は、雪国という厳しい環境で育ちます。

最高級のブランド材・吉野杉に比べると、成長速度は2/3とやや遅いですが、

それだけ年輪が詰み、強くたくましい木に育ちます。

粘り強さとしなやかさがあることが特徴です。

  

また、新築住宅のうち、木造住宅の占める率は85.2%で全国2位。

日本でも有数の『木造住宅好き』県と言えます。

 

それなのに、新潟県産材が使われる割合は、全体の3割程度しかないのです。

 

 

 ● 新潟で育った杉 "越後杉"

 

そこで、新潟県では、"越後杉ブランド認証制度"の施行が

平成13年から始まりました。

これは、県内で生産されたスギ材のうち、含有率・強度・寸法など、

厳しい基準の認証規定をクリアした高性能・高品質の建材を

"越後杉ブランド"とし、 優れた県産材・県産材製品の

利用拡大を目指すものです。

 

越後杉ブランドの建材や製品を使うことで、

地産地消による地元経済の活性化や、

輸送エネルギーの削減によるCO2の

排出量の削減などのメリットがありますが、

何よりも、地元新潟の気候風土の中で育った、

産地の明らかな木材を使って家づくりをすることは、

毎日の暮らしに大きな"安心"を

加えることができるのではないでしょうか。

 

また、新潟県では、『ふるさと越後の家づくり事業』による、補助金の交付を行っています。

越後杉ブランド認証材を一定量使用することで、使用量に応じた補助額を受けられます。

(詳しくは 新潟県HP をご覧ください)